ビックデータと独占禁止法

googleやamazonなど屈強なハイテク企業は、私たちの行動や嗜好の情報、さらにプライベートな内容のメールに至るまで
重要かつ多様なビックデータを保持しています。一方、日本企業はこれらの企業と比べて私たちのビックデータを十分に集められていないことから、
屈強なハイテク企業との間に大きな”企業間格差”が生まれているんです。

ビックデータはマーケティング活動のほか、様々な用途のAIを開発するうえで無くてはならないもの。今後も加速的に重要性が増していきます。
このままではハイテク企業が高度なAIを用いて日本のローカルに向けてビジネスを深化させ、さらに多くの伝統的な日本企業が駆逐されてしまいます。

今回、この企業間格差を公正取引委員会が問題視し、ビックデータを独占禁止法の対象にする案が浮上しています。

・ビックデータは集めた企業のものでしょうか?それとも公共のものだと思いますか?

・ビックデータの独占禁止法適用によって一極集中が解消し、
私たちの豊かさの向上や日本企業によるイノベーションの創造、
ひいては日本の国益にかなうと思いますか?

・ビックデータがどのように取扱えば、よりよい社会になると思いますか?

AIの驚異的進化の源・収穫加速の法則とは?

古くは産業革命、近年ではインターネットが公開されたとき、様々なビジネス・サービス・デバイスが爆発的に誕生しました。産業革命が起きる前の人達、インターネットが無い時代の人達は、その後の革新的な未来を予測することはできなかったでしょう。

一つの発明が他の発明と結びつき連鎖した結果、予想もできないイノベーションが繰り返される。これは「収穫加速の法則」と言われています。収穫加速の法則の示す”爆発的な成長”について、昔から知られている逸話を紹介します。

古代インドのセーラム王の家来、ダヘルは王のために現在のチェスの原型と言われるゲームを発明しました。王は大変喜んで「望むだけの褒美を取らせる」と言ったのです。このときダヘルは、8マス×8マス・合計64マスのチェス盤を指差して、「最初のマス目に1粒の小麦を、2マス目に2粒を、3マス目には4粒と倍々に増やして、64マス分の小麦を戴きたいと存じます」と言ったのです。王様は喜んで、「小麦を数粒ずつ加えていくだけで良いのか?欲がないことだ。」と言ったのです。ところが64マス目には2の63乗の麦粒が必要です。必要な小麦量を計算してみると、当時の世界の小麦生産高の2500年分を超える量になってしまったのです。王には想像もつきませんでした。

この麦粒の増加のように、爆発的な成長を引き起こすのが収穫加速の法則です。現代では、コンピュータの性能がこの収穫加速の法則に従って、今も成長しているんです。

コンピュータがどこまで成長を遂げるかはわかりません、ただ人間の知能と肩を並べたと思ったら、あっという間に全人類の知性を凌駕してしまうのが収穫加速の法則です。世界的権威といえる科学者達をはじめgoogleやfacebook、intelといったハイテク企業がこの法則に従って未来を創造していることを知っておいてください。

嘘のような本当のお話しでした。